Ninja250 - ウインカーLED化(自作)
ハザードスイッチ取り付け時にウインカーリレー交換をしたので、LEDに交換してみます。

純正のバルブに不満はなく、LEDウインカーを作ってみたいから、取り付ける感じです。

ウインカーバルブ交換はこちら


2015/05/17

●リアウインカーLED化

交換に必要な物(あれば便利な物)
・ウインカリレー
・LED
・ユニバーサル基板
・抵抗
・整流ダイオード
・配線、端子など適量
・カッティングシート


ウインカーリレーが約1,700円、リアLEDの材料費は2個分で約800円でした。

ウインカーリレーの交換

安いウインカーリレーや、デイトナ製(69571)も検討しましたが、SP武川ワイドレンジフラッシャーリレー(05-08-0083)にしました。

説明書(pdf)を見ると動作について詳しく記載されていたので、テストなどきちんとされてるのかなと思いこちらにしました。

ウインカーリレーを交換します。

リアシートカバーを外します。

右側(ブレーキ側)にリレーがあります。L型カプラーを外し、リレーはゴムクッションで固定されているので外し交換します。

カプラー、取り付け位置、サイズなど何も考えずにそのまま取り付けできました。

リアはPOSHのLEDコンバージョンKITという商品があることを知り、こちらのような形状にします。

ウインカーを分解していきます。

ネジを外し透明レンズを外します。

リフレクター部を外します(ネジなどないので引っ張るだけです)。

矢印付近にある2個の平型端子をで外します。

取り外した状態

バッテリー=14.4V、LED=2.0V×5個=10V、整流ダイオード=0.8V
電流を50mA以下くらいで流したい

14.4V-10V-0.8V=3.6V
3.6V÷0.05A=72Ω (1000mA=1A → 50mA=0.05A)

72Ωから上側に近い、75Ωの物を利用しました。
75Ωの場合は3.6V÷75Ω=0.048A → 約48mAの電流を流します。

抵抗にかかる電力(W)は、3.6V×0.048A=0.17W
1/4Wでもよいですが1/2Wにします。(1/4=0.25W 1/2=0.5W)
75Ω(1/2W)の抵抗を使用します。

消費電力
LED=10V×0.048A=0.48W
抵抗=3.6V×0.048A=0.17W
整流ダイオード=0.8V×0.048=0.04W
合計=0.69W(2列で1.38W)
仕様

バッテリー=14.4V
LED=2.0×5=10V
整流ダイオード=0.8V
電流=48mA
抵抗=75Ω(1/2W)
消費電力=0.69W(2列で1.38W)

この直列回路を2本作成して並列につなぎます。

※間違ってたらすいません。

LED5個の直列回路を2本作り並列につなぎました。

角型FluxLED間は、ミドリ線かオレンジ線の片方だけ繋げば良いのですが念のために2本とも繋げておきます。
(説明のため色線で表記にしてますが意味はありません)
>
取り外した透明カバーなどを参考に紙で適当な型を作成したり、LEDの配置などを検討し、ユニバーサル基板を切ります。

両側にカッターで切込みを入れると簡単に折ることができました。
>
基板のままでも良いのですが、カバーが透明なのでカッティングシートを張りました。

カッティングシートを貼ると、LEDが落ちにくいので作業がしやすいです。
>
点灯テスト

取り付けた状態

LEDがこのように見えるので嫌な方もいると思います。スモークレンズ に交換すれば少しは目立ちにくくなるのかもしれません。

50mほど離れ、直射日光が当たる状態で確認しましたが、問題はなさそうです。斜め後ろからも確認しましたが問題なさそうです。

点灯テスト

●フロントウインカーLED化

交換に必要な物(あれば便利な物)
・LED
・ユニバーサル基板
・抵抗
・ブリッジダイオード
・BAU15Sソケット
・配線、収縮チューブなど適量
・カッティングシート


材料費は2個分で約800円でした。

整流ダイオードでも良かったのですが、ブリッジダイオードを使い+-のどちらからつないでも良いようにしました(極性なし)。

バッテリー=14.4V、LED=2.0V×4個=8V、ブリッジダイオード=1V
電流を50mA以下くらいで流したい

14.4V-8V-1V=5.4V
5.4V÷0.05A=108Ω (1000mA=1A → 50mA=0.05A)

108Ωから上側に近い、120Ωの物を利用しました。
120Ωの場合は5.4V÷120Ω=0.0455A → 約45mAの電流を流します。

抵抗にかかる電力(W)は、5.4V×0.045A=0.24W
1/2Wにします。(1/4=0.25W 1/2=0.5W)
120Ω(1/2W)の抵抗を使用します。

消費電力
LED=8V×0.045A=0.36W
抵抗=5.4V×0.045A=0.24W
ブリッジダイオード=1V×0.045=0.045W
合計=0.65W(2列で1.30W)
仕様

バッテリー=14.4V
LED=2.0×4=8V
ブリッジダイオード=1V
電流=45mA
抵抗=120Ω(1/2W)
消費電力=0.65W(2列で1.30W)

この直列回路を2本作成して並列につなぎます。

※間違ってたらすいません。

3個の部品を作成してハンバーガのようにくっつけます。

1段目は通常通り平面に並べ、2段目は縦て(斜め)に並べました。

ブリッジダイオードは2段目の中央に配置したかったのですが、小さくて私には作成できないと思ったのと、3段目を使うと裏側のハンダ跡が中央のブリッジダイオードだけになりソケットとくっつける作業がしやすそうだったので3段にしました。

レンズ入口が狭いので、直径約20mmに収まるようにました。

長さ方向に関してはレンズ内に余裕がありそうです。

ユニバーサル基板をカットし、LEDなどを配置して作成してきます。

とりあえず並べて組み立てた状態となってしまい、ごちゃごちゃで汚くなってしまいました。

透明レンズなので不格好なのが見えてしまいますが、せっかく作ったので使用はします。

取り付けた状態

50mほど離れ、直射日光が当たる状態で確認しましたが、問題はなさそうです。斜め前からも確認しましたが問題なさそうです。

点灯テスト
LED化するとメーター内のウインカーランプが点灯するようになりました。
他のリレーなら大丈夫なのかもしれません。

タケガワのNinja250ハイパーLEDウインカーバルブキットにはインジケーターノーマライザーという部品があります。簡単に作れそうな感じがするのですが仕組み(材料)が分らないです。

メーター内ウインカーランプが点灯する問題の対策を検討します。

手持ちの抵抗を挟んでみたところ、点滅動作をしました。これで合っているのか、意味があるのかなど不明です。

ワンタッチカプラで分岐しても良いですが、平型端子で分岐ケーブルを作ります。

材料費は抵抗や端子など含めて50円以内でできると思います。



仕様
バッテリー=14.4V
抵抗=180Ω(1/2W)×4=720Ω
電流=18mA
消費電力=0.25W
(抵抗1個=0.0625W)

テストで電気をしばらく流し抵抗を触ってみましたが熱くなく、計算では消費電力も低いのでこれでいけるのかもしれません。

ウインカーリレーと純正カプラの間に、オレンジ線側に分岐ケーブル、赤色線側に短い平型端子を挟みます。

分岐ケーブルをフレームに固定し、マイナス側を金属ブラケット(ボディアース)に取り付けます(バッテリーのマイナス等どこでも良いです)。

対策前と対策後の動画です。

対策前の点灯はこのような感じです。

取り付け後、まだ100kmほどしか走行できてませんので、もう少しテストします。

2017/4/16 追記

右側ウインカーの上側が点灯しなくなりました。

上側だけ点灯しないので、ウインカーの配線等には問題なく、上側のラインのLEDの故障かなと検討をつけます。

取り外して確認していくと矢印のLEDが点灯しない状態でした。

このLEDが故障して上側のラインが断線状態になってしまっているのでこのLEDを交換します。

故障したLEDを交換して、点灯テストをします。