タペット調整を行います。 タペット音が発生したわけではありませんが、中身を見てみたいので点検を行います(26,300km,5年6ケ月)。
作業はエンジンが冷えた状態(常温)で行います。
交換に必要な物(あれば便利な物) ・シックネスゲージ ・コインドライバー ・24mmメガネレンチ ・Oリング(交換する場合)
コインドライバーは持っていなかったので、大きめのマイナスドライバーで代用しました。たまたまサイズが合い、うまく回すことができました。 |
左側のフロントカウルを外します。
エンジン回りが汚れている場合は、ホコリやゴミが入らないように作業前に軽く清掃します。
プラグを外します。
外す理由は詳しく分かりませんが、クランクを回しやすくするためのようです。プラグを付けたままと外した場合の比較をするのを忘れました。 |
ボルトを2本外し、カムシャフトスプロケットカバーを外します。
カバーが外れにくかったのですが、プラハンで軽くたたくと外れました。
トルク=10Nm ボルトサイズ=M6
工具サイズ=8mm |
取り外した状態 |
カムシャフトスプロケットカバー |
コインドライバーを使い2か所のキャップを外します。 |
取り外した状態 |
キャップ。 |
排気側(フロント側)のタペットカバーを外します。
フレームが邪魔ですが、メガネレンチで回すことができました。
トルク=18Nm ボルトサイズ= 工具サイズ=24mm |
排気側タペットカバーを 取り外した状態
排気側:0.10~0.14mm |
吸気側(リア側)のタペットカバーを外します。
トルク=18Nm ボルトサイズ= 工具サイズ=24mm
吸気側:0.08~0.12mm |
タペットカバー |
17mmソケットを差し込み、クランクシャフトを左回しで回していき、上死点を合わせます。
勢いよく勝手に回ってしまうポイントがあったりしますが、微調整をしながら合わせます。 |
マークを確認します(右上の小さいほうの穴です)
①の山に合うように②の「I」印を合わせます。 |
上記作業でマークを合わせると、カムシャフトスプロケット側も合っていると思うので確認します。
①の山に合うように、②の「I」印が一直線になるように合わせます。
どちらか片方だけ合わせるだけでよいのかもしれません(どちらかのカバーを外す必要がなくなる)。 |
①シックネスゲージを使い隙間を確認、調整します。
吸気側:0.08~0.12mm 排気側:0.10~0.14mm
②のロックナットを緩め③のスクリューを回し隙間を調整し、ロックナットを締めます。
今回は吸気側が0.10mm、排気側が0.11mmだったので調整はせずそのままです。普段掃除できなぶ部分を清掃し、もとに戻します。Oリングは再利用しましたが、漏れてきたら交換します。 |