YBR125ダイアリーさんでサイズなどを予習させてもらい参考にしながら、フロントフォークにベアリングを追加します。
交換に必要な物(あれば便利な物) ・スラストベアリング2個 購入した物=エヌティーエヌ(NTN) スラスト 針状ころ軸受AXK1100
・ワッシャ4枚 購入した物=エヌティーエヌ(NTN) AS形軌道輪 (ワッシャ)AS1100
ベアリング2個、ワッシャー4枚で約600円です。 |
外径24mmと記載されていたので削ろうと考え購入しましたが、測定してみると23.8mmでした。
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ワッシャーも同じく23.8mmでした。 |
同じNTNの30mmベアリングとワッシャも購入したので計測すると、ベアリング、ワッシャとも全て29.8mmでした。
このシリーズは0.2mm小さい商品なのかもしれません。 |
厚さはべリングが2mm、ワッシャーが1mmです(3枚で4mm)。 |
ボルトを緩めます。
フォークオイル交換の作業と似ていますが、フォークは外したりしないので手間がかかりません。
トルク=23Nm ボルトサイズ=M8 工具サイズ=10mm |
フォーク上部のラバーキャップを外し、キャップボルトを緩めます。
14mmのビットソケットが必要です。ネジをなめるなどの注意をすれば、高ナット(50円程度)でも代用できると思います。
トルク=23Nm ボルトサイズ=M25 工具サイズ=14mmヘックスビット |
パイプ(カラー)、ワッシャーを抜き取ります。ワッシャーは先を少しL字に曲げた針金などで吊り上げれば取れると思います。
他人のフロントフォークを見て気が付いたのですが、私の車両にはワッシャー(スプリングシート)が付いてませんでした。初めてフォークオイルを交換したときから無かったので、この年式の仕様なのか、工場組立時の入れ忘れなのか、必要がないのか分かりません。
純正ワッシャが1.5mm(らしい)で、ベアリング+
ワッシャ(4.0mm)と入れ替えると2.5mm差が生じます(プリロードがかかる)。気になる方は、パイプを削るか、22φくらいの塩ビ管でパイプを作成するのが良いかもしれません。 |
ベアリングが23.8mmのまま入るかテストします。
ベアリングを針金に結び、入れていきます。
挟まったり取れなくなるのではと恐る恐る入れていきましたが、無事にスプリング部分まで到達しまし、加工無しで装着できました。 |
ワッシャーを入れた状態 (見づらいですが、赤矢印部がワッシャです、外側に見える黄色矢印の円部分は、パイプの内側に反射して写って見えるだけです。)
少し隙間があり、動きに支障もなく、専用品ではと思うくらいピッタリです。
フォークがちょっとでも曲がっていたりすると入らないかもしれません。
ワッシャー、ベアリング、ワッシャー、パイプの順に入れていき、元に戻します。 |
ベアリングを入れた状態 (見づらいですが、赤矢印部がベアリングです、外側に見える黄色矢印の円部分は、パイプの内側に反射して写って見えるだけです。)
左側フォークが入っても右側フォークが入らないの可能性もあるのではないかと心配してましたが、同じように入りました。 |
乗ってみると、はじめはよく分かりませんでした。道路の細かい段差や継ぎ目などの振動(ショック)が減った感じがし、歩道との段差など、大きめのショックも軽減した感じがします。
細かい振動が減ったためか、高速走行時の安定性が増した気がします。
鈍感でどこがどのように変わったかうまく表現できないのですが、今までとは何か違う(良い意味で)感じがします。
フロントが良くなったせいか、リアがこんなにゴツゴツしてたかな?と感じました。 YBR125ダイアリーさんはリアサスにシリコンオイル拭いておられます。私は車両購入時から、さび防止になるかなと思い、リアサスなども含め車体全体の金属部に定期的にシリコンオイルを拭いているので比較はできません。
プリロードが2.5mm(私の車両はワッシャが無かったので4mm)かかってますが特に違和感や硬いといったことは感じませんでしたので、パイプは作成せずに、このままの仕様でいこうと思います。
ピッタリ入ったので、しばらく加工無しで(削らず)使用してみますが、もう少しクリアランスがあるほうが良いのかもしれません。
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