 ラジエター液を交換します。
交換に必要な物(あれば便利な物)
・ラジエター液(LLC) 1500cc、濃度は50%
・ワッシャー(交換するなら) (部品番号 11061-0875)
エンジンは冷えた状態で作業を開始します。走行後などに行う場合はラジエターキャップを開けるときに気をつけないと熱い液が吹き出したりして危ないです。
エア抜き作業があるので夏場に作業したほうが時間短縮できると思います。
ミドルカウルを外します。 |
 ラジエターキャップを外します。
2段式になっているので、止まるところまで左に回し、そこからさらに左に回しでキャップを外します。 |
 トレイなどを置いておき、ドレンボルトを外し、ラジエター液を排出します。
エンジンオイルと違い、ドレンボルトを外した瞬間に勢い良く出てきて飛び散ったりしますので注意して下さい。
ドレンボルトの場所は左側のシフトチェンジの付け根付近のウォーターポンプ部にあります。
トルク=9.6Nm ボルトサイズ=M6 工具サイズ=8mm |
 この部分からラジエター液が排出されます。 |
 矢印のシリンダ部分からも排出できるようですが、今回は開けていません。
トルク=5.9Nm ボルトサイズ= 工具サイズ=mm |
 取り外したラジエターキャップ ドレンボルト、ワッシャ |
 ラジエター液(2年9ヶ月、17793km)
黒いのはトレイの汚れで、ラジエター液の汚れではありません。 |
 リザーバータンクのキャップ、ホースを外しラジエター液を排出します。
黄色矢印部のクリップをずらし、ホースを引っ張って外します。
ラジエター液が排出されます。 |
 水を入れて古いラジエター液が排出され綺麗になるまで掃除します。
ある程度綺麗になったら、ドレンボルトを締め、水を入れてエンジンをかけ、水を循環させます。
サーモスタットは約63.5~66.5℃で開き、ラジエターファンは約103℃で回転します。
一連の作業を排出液が綺麗になるまで行います。
特にこだわりが無ければエンジンをかけて循環させる清掃作業はしなくても良いと思います。 |
 清掃が終わったら、ドレンボルトを締めて、ラジエター液を入れます。
トルク=9.6Nm ボルトサイズ=M6 工具サイズ=8mm
量は1500ccで、指定濃度は50%になっています。
希釈タイプを購入したので水道水で希釈します。
計量にはオイルジョッキ
(新品)を使いました。 |
 ラジエター液をある程度入れたら、ラジエターにつながっているホースをもむとエアを追い出すことができます。
ラジエター液を入れ、エアを追い出し繰り返します。 |
 リザーバータンクにもラジエター液を入れます。
FとLの間くらいまで入れます。 |
 入り口いっぱいくらいまで入れたら、ラジエターキャップは開けたまま、エンジンをかけて、エア抜き作業を行います。
※キャップを締めてエンジンを始動したほうが良いのか分かってません。エアが抜けた分、リザーバタンクから補充されてエア抜きができるような気もしますが、今回は蓋を開けてエア抜きをしました。
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 エアが上がってきますので、エアが抜けてラジエター液が少なくなれば液を足します。アクセルを軽く回すと泡がぼこぼこでてきました。
熱い液がふきこぼれることがありますので注意して下さい。
リザーバータンクも液が減っていれば足します。
エアが上がってこなくなれば、ラジエターキャップを締めて作業終了です。結構時間がかかります。
テスト走行し、漏れや液量が適当か確認します。 |