 2015/06/13
全開にしたことが、ほとんどないので必要ないのですが、ハイスロットルを自作します。
ちょいスロキット
や、Active製パイプの加工
、YZF-R6純正スロットル(2C0-26240-00)流用(必要なら加工する)なども検討しましたが、塩ビパイプの加工方法にしました。
純正パイプは約36.4φです。
バーエンドを外し、スイッチボックスを分解し、スロットルを外します。 |
 材料は塩ビパイプ(約60円)です。
使用したパイプは外径40φ内径32φのパイプで規格品だと思います。
幅を約7.3mmでカットします。 切り口を整えるので、少し大きめにカットしヤスリで削り約7.3mmにしました。
多少大きくてもケース側の余裕があります。 |
 巻き取り部の幅は約7.3mmです。 |
 巻き取り部が収まるスイッチボックス側の広さは約8.1mmです。
写真が暗くて分かりにくいのですが、矢印の間の幅の所です。 |
 タイコ部分をカットしC型にします。
パイプの内側を削っていきます。
手動は大変だと思います。リューターを持ってないので、ドリルにやすりを取り付け削りました。 |
 削って、サイズ計測を繰り返します。
このサイズで取り付けテストしてみましたが、スムーズに動きませんでした。
スイッチボックス側の加工をすれば取り付けできそうですが、パイプをもっと削っていきます。 |
 40φくらいを目標に削っていき、このサイズで取り付けてテストしたところ収まりました。
赤線の部分は外側を少しだけ削り、薄くしています。戻し側ワイヤーとスイッチボックスの隙間のためです。(41.3φのときに削ったので、必要なかったかもしれません。) |
 純正36.4φの場合はケース側との隙間がこれくらいあります。 |
 ハイスロットルを取り付けるとそのままでは入らないので、ネジを外し、ワイヤー固定部品を外します。 |
 取り外したワイヤー固定部品 |
 ハイスロットルを取り付けると、隙間がほぼなくなりますが、回すのに抵抗になったり干渉はしていません。
41φがギリギリで42φだと干渉すると思います。 |
 純正パイプでのスロットル開度です。
測定方法、回しながら撮影したりとかなり誤差があると思います。
ActiveさんのデータによるとNinja250Rで80°で、Ninja250も同じなのか分かりません。 |
 ハイスロットルの開度が約67°です。こちらもかなり誤差があると思います。
Activeさんのデータでは、Ninja250Rで40φ=74°、42φ=69°です。
位置や角度で見るとそれほど変わってないような印象です。 |

スロットル開度の計算式で計算してみます。
巻取量は約25.7mmくらいでしたが、こちらも引っ張りながらの測定でかなり誤差があると思います。またActiveさんのNinja250Rのデータから計算すると約25.5mmです。
巻取パイプ径40.7φの場合の開度は約71.8°です。 |
 取り付けテストをしてスムーズに動くことを確認したら、パイプとスロットルをボンドで固定し、取り付けていきます。
失敗しても、純正スロットルパイプ(グリップ付)(46019-0060)が1296円で購入できます。 |
 左ミドルカウルを外し、ワイヤーを調整します。
正式なやり方が分らず、「引き側はきちんと全開状態になる、スムーズに動く、どの位置からでも綺麗に戻る(動く)」ように調整しました。今度、お店の人に正しいやり方を聞いてみます。
エンジンをかけ、ハンドルを左右に切っても、勝手にアクセルが回らないか確認します。
ワイヤー注油も同時に行うと良いかもしれません。 |
 ハンドル側でも引き側の調整ができます。 |
作業時はこんな少しの角度差で違いが分かるのかな?と思ってましたが、ひねる量が少なくなり、違いを体感できました。
ひねる量が減り楽になっていると思いますが、純正時から全開に(たくさん)回すことがあまりなかったので、楽さの比較ができません。
雑に扱っても大型バイクのような危険ということは感じませんでした。これよりもφが大きいと違うのかもしれません。
運転が下手で怖がりなので、追い越し時に活用する程度になりそうです。このような乗り方なので燃費もそんなに変わらないのではないかと思います。
重い、疲れるなどはなく、少し走っていると慣れてしまいました。 |