YBR125 - タペット調整

タペット調整を行います。
タペット音が発生したわけではありませんが、中身を見てみたいので点検を行います(26,300km,5年6ケ月)。

作業はエンジンが冷えた状態(常温)で行います。

交換に必要な物(あれば便利な物)
・シックネスゲージ
・コインドライバー
・24mmメガネレンチ
・Oリング(交換する場合)


コインドライバーは持っていなかったので、大きめのマイナスドライバーで代用しました。たまたまサイズが合い、うまく回すことができました。

左側のフロントカウルを外します。

エンジン回りが汚れている場合は、ホコリやゴミが入らないように作業前に軽く清掃します。

プラグを外します。

外す理由は詳しく分かりませんが、クランクを回しやすくするためのようです。プラグを付けたままと外した場合の比較をするのを忘れました。

ボルトを2本外し、カムシャフトスプロケットカバーを外します。

カバーが外れにくかったのですが、プラハンで軽くたたくと外れました。

トルク=10Nm
ボルトサイズ=M6
工具サイズ=8mm

取り外した状態

カムシャフトスプロケットカバー

コインドライバーを使い2か所のキャップを外します。

取り外した状態

キャップ。

排気側(フロント側)のタペットカバーを外します。

フレームが邪魔ですが、メガネレンチで回すことができました。

トルク=18Nm
ボルトサイズ=
工具サイズ=24mm

排気側タペットカバーを
取り外した状態

排気側:0.10~0.14mm

吸気側(リア側)のタペットカバーを外します。

トルク=18Nm
ボルトサイズ=
工具サイズ=24mm


吸気側:0.08~0.12mm

タペットカバー

17mmソケットを差し込み、クランクシャフトを左回しで回していき、上死点を合わせます。

勢いよく勝手に回ってしまうポイントがあったりしますが、微調整をしながら合わせます。

マークを確認します(右上の小さいほうの穴です)

①の山に合うように②の「I」印を合わせます。

上記作業でマークを合わせると、カムシャフトスプロケット側も合っていると思うので確認します。

①の山に合うように、②の「I」印が一直線になるように合わせます。

どちらか片方だけ合わせるだけでよいのかもしれません(どちらかのカバーを外す必要がなくなる)。

①シックネスゲージを使い隙間を確認、調整します。

吸気側:0.08~0.12mm
排気側:0.10~0.14mm

②のロックナットを緩め③のスクリューを回し隙間を調整し、ロックナットを締めます。

今回は吸気側が0.10mm、排気側が0.11mmだったので調整はせずそのままです。普段掃除できなぶ部分を清掃し、もとに戻します。Oリングは再利用しましたが、漏れてきたら交換します。