「YBR125ダイアリー」さんの「ステムベアリングを整備してみた」で 事前に予習をしておきました。
整備、改造、パーツ流用情報など、細かいデータ付で掲載されています。 説明、注意点なども詳しく解説されており、大変参考になるHPだと思います。
ステムの清掃を行います。
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交換に必要な物(あれば便利な物)
・27mmのソケット(レンチなど)
・フックレンチ ・ベアリング(交換する場合) ・ベアリングレース(交換する場合)
ステムナットが27mmで、トルクが110Nmとなっていますので長めのスピンナーハンドルもあると便利です。 |
ハンドル、ヘッドランプ、メーター、フロントブレーキ、フロントタイヤ、フロントフォークを外していきます。
今回は掃除もかねてクラッチケーブル、ブレーキホース、タンクなどフロント側をかなり外して作業を行いました。
外す順番は適当で良いと思いますが、タイヤを外す前に、ハンドルを外し、ステムナットを緩めたほうが安定して緩めやすいと思います。 |
フォーク、タイヤを取り外した状態で、ステアリングを切ると少し引っかかるような、ゴリゴリした感じがありました。
フォークやタイヤなどが付いた状態で動かした場合、重さのせいか特に感じなかったのですが、軽い状態だとよく分かります。 |
ステムナットを外し、トップブリッジを外します。
ステムナットトルク=110Nm ナットサイズ=M22 工具サイズ=27mm |
トップブリッジ |
※写真は説明用なのでトップブリッジなど外す前の状態です。
①ロックワッシャーを外し、②上側リングナットを外し、③ラバーワッシャーを外します。
これらは手で外すことができました。 |
下側のリングナットを外します。かなり固く手では回せずフックレンチをプラハンで少しずつ叩きながら外しました。
ナットが薄いのでフックレンチにかかりにくかったので、上側リングナットを下側リングナットへギリギリまで近づけて、2枚を引っかけて回しました。
①下側ロックナット ②ベアリングカバー |
ベアリングもスムーズに動き、グリスも残っており綺麗でした。 |
今回は、ベアリング、ベアリングレースなどの交換は行わず清掃とグリスアップ、調整のみ行いました。
下側リングナットトルク=33→22Nm ナットサイズ=M25 工具サイズ=フックレンチ
33Nmで締めて、1/4回転緩めて、再度22Nmで締める
22Nmとありますが、私の車両だけなのか、かなり固めに締めてありました。 |
取り外した状態
清掃やグリスアップを行いもとに戻していきます。
外すときに苦労した、下側リングナットは、スムーズに動くポイントと、ゴリゴリと抵抗があるポイントのギリギリになるように調整しながら締めました。
乗ってみると応答速度が上がった感じでヒラヒラと曲がりやすくなりました。うまく表現はできませんが違いはすごく実感でき、もっと早く作業して調整すれば良かったと思いました。 |
写真はウインかーステーの裏側です。
普段掃除できない部分を清掃していきます。
汚れていますが、錆びなどは発生していませんでした。 |
ここからは、ステムの硬さの微調整だけを行います。フロント回りを外す必要がないので簡単に調整できます。
フロントフォークの上側のボルトを緩めます。 |
ハンドルホルダーを外します。ハンドルが固定されず不安定ですので、置き場に気を付けます。
ステムナットを緩めます。
リングナットを回し微調整を行います。
ロックワッシャーが掛かったままですが、2枚のリングナットにフックをかけて回すとすべていっしょに回りました。 |